12/1の美術教育研究会と天明屋尚さんの講演会報告
2007年 12月 04日
文教大学美術研究室では、美術教育研究会と天明屋尚さんの講演会を開催しました。
美術教育研究会では、関小学校の岡村勝成先生と岐阜市立女子短期大学の久保村理生先生が発表してくださいました。
岡村先生は「図画工作科におけるICTを活用した授業実践」で小学校教育におけるICTの様々な実例をお話してくださり、そこにはICTのCであるコミュニケーションがあることを感じさせてくれました。
また久保村先生は「造形要素における色と形」で学生への課題やご自身の作品などを紹介してくださいました。
厳しい課題による短期大学の学生たちの作品に、4年生大学の学生たちが自分の作品を振り返ったとき、何か感じていたようです。
卒業生の様々な試みを、美術教育に関わる皆さんや学生たちが共有できればと思います。
天明屋尚さんの講演「ジャパニーズスピリット 伝統と現在の遭遇」も淡々とした語り口の中に、天明屋さんのお人柄や作品の意味などがみえて大変に興味深かったです。あまり美術にふれていない美術専修以外の学生たちも興味を持って聞いてくれました。
講演が終わった後の懇親会では、一年生が天明屋さんの絵に出てくるような姿でパリコレのように出てきて、一人ずつ天明屋さんにお花を渡しました。
文学部の中国語の白井啓介先生も中国服姿で参加してくださいました。
天明屋さんの感想は「サプライズ!」でした。
来年の講演会は、11/29(土)に岩井俊雄さんにしていただきます。
岩井さんは一度講演してくださったこともありますが、デジタルな表現だけでなくアナログな表現でもおもしろいことをなさっています。
できればワークショップなども考えています。
お楽しみに。
〈中川素子〉