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国立美術館のキャンパスメンバーズ

 東京国立近代美術館の窓口でこんなパネルを発見しました。文教大学の学生及び教職員は学生証、または職員証提示で、常設展が無料で見学できます。国立美術館4館共通の特典です。企画展は1人でも団体割引になります。この制度は本年度からスタートしました。

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 「絵画Ⅰ.Ⅱ」の課題で、毎月2つ以上の展覧会を見るという課題があります。学生諸君は大いに利用して下さい。上野の西洋美術館も、六本木の新国立美術館も勿論使えます。
 文教大学は北越谷から電車1本で銀座や渋谷に出る事が出来ます。ブログに掲載する写真はいつも自然豊かな写真が多いのですが、実は東京郊外の便利な位置にあるのです。

 秋学期になると芸術文化鑑賞という教育学部の学生が受けられる授業があります。美術研究室に在籍している私と、中川先生、鈴木先生、そして音楽研究室の峯村先生がオムニバスで展開する学部共通科目です。私の授業では、美術館に出向き美術館の作品を見ながら授業をします。受講生は100名を大きく超えます。この授業を30名前後のグループに分けて、埼玉県立近代美術館、ブリジストン美術館、国立西洋美術館、国立近代美術館などに出かけ、ギャラリートークをします。また、知り合いの学芸員に、作品の話しや美術館の裏話などをしてもらいます。私としては100人を超える学生に一斉授業は出来ないので(美術館にそんな大人数が一斉に押し寄せたら大迷惑ですね)、授業1回分を4、5回に分けて行わなければならなくなり大変ですが、美術館が初めてという学生も多く、こちらとしても気合いが入ります。
 学生は「美術館って意外と楽しいところですね。また来たいと思います」という感想がとても多いのです。小中高を通して、今までに美術館を訪れたことのない学生も、教員になったら子どもたちを美術館に引率する機会が出てくるでしょう。教師自身が美術館の楽しさを知らないと、子どもたちにはなかなか伝わりません。先ずは芸術文化を肌で感じ取ってもらいたいです。
 そのためにも国立美術館のキャンパスメンバーズを是非活用してもらいたいものです。勿論デートにも使えますよ。

                             <三澤一実>
by bunkyo-artlabo | 2007-04-16 03:47 | 研究室より | Comments(0)